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山下 治(やました おさむ、1936年 - 没年不詳)は、日本の映画監督、脚本家、俳優である〔『人物レファレンス事典 第3巻』、p.2100.〕〔''山下治''、日本映画情報システム、文化庁、2010年7月8日閲覧。〕〔''山下治''、日本映画データベース、2010年7月8日閲覧。〕〔''山下治''、インターネット・ムービー・データベース 、2010年7月8日閲覧。〕。 == 人物・来歴 == 1936年(昭和11年)に生まれる。 満29歳ころの1965年(昭和40年)、『未成熟』を初監督した(クレジットは菜穂俊一〔『ピンク映画水滸伝 その二十年史』、p.118.〕)。菜穂俊一(本名・菜穂進)は、ナオプロダクションやワールド映画製作のピンク映画のプロデューサーを務めた人物である。同年に監督した『女の痛恨』で初めて「山下治」とクレジットされ、本格デビューした〔。 以降、約30作の作品を監督した〔〔〔。1967年(昭和42年)12月20日、アメリカ合衆国のカリフォルニア州フレズノで、山下が監督し、藤川亜紀らが出演した ''The Adolescent '' (『アドレッセント』、65年の『未成熟』と思われる )という映画が公開されている記録がある〔。同作を米国で配給したのは、オリンピック・インターナショナル・フィルムズ( Olympic International Films )という会社である〔〔''The Adolescent'' / companycredits 、インターネット・ムービー・データベース 、2010年7月8日閲覧。〕。俳優としては同年12月、「小平事件」をモチーフに若松孝二が監督した『続日本暴行暗黒史 暴虐魔』に、「丸木戸義雄」役で主演している〔。1968年(昭和43年)4月に公開された『情事残酷史』について、同年8月、佐藤重臣編集長時代の『映画評論』8月号に、詩人の三馬樽平が『山下治と「情事残酷史」』と題する批評で、山下と作品を紹介している〔『映画評論』第25巻第8号、p.98-99.〕。このころ、中村幻児らが師事した〔『キネマ旬報』第698号、キネマ旬報社、1976年。〕。 1969年(昭和44年)1月に公開された監督作『脱獄囚の記録より 失神』を最後に、同年末にノイローゼのために映画界から姿を消す〔〔幻の若松版・小平義雄を体感せよ!! 、モルモット吉田、2008年3月12日付、2010年7月8日閲覧。〕。遺族のブログによれば、最新更新の2009年2月の時点ですでに死去していると記されている〔自己紹介 、ゆみっちゅ、2010年7月8日閲覧。〕。 2012年(平成24年)7月現在、東京国立近代美術館フィルムセンターは、脚本に参加した『犯された白衣』を除き、山下の監督作を所蔵していない〔所蔵映画フィルム検索システム 、東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年7月8日閲覧。〕〔看護婦殺し秘話 犯された白衣 、東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年7月8日閲覧。〕。米国で公開された『アドレッセント』については、が2007年(平成19年)に北米向けにDVDとして発売している〔。『新・情事の履歴書』については、ハミングバード(のちのマイカルハミングバード)およびビクター音楽産業(現在のビクターエンタテインメント)が、1990年(平成2年)1月26日にVHSビデオグラムとして発売した〔新・情事の履歴書 、CDジャーナル、2010年7月8日閲覧。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山下治 (映画監督)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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